日本東京国際学院 日本語教師養成講座
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コラム

日本語教師国家資格化に向けて

昨日、日本語教師の国家資格化に向けての法案について参議院文教科学委員会にて質疑と採択が行われ、賛成多数で可決されました。着々と日本語教師の国家資格化が進んでおります。現役日本語教師もこれから資格を取ろうと考えている方も気になっていることと思います。

現在の予定では2024年4月に施行を目指しているようです。

「日本語教育の質の維持向上の仕組みについて(報告)(案)」文化庁 

検討案における国家資格化の後の制度によると資格取得にはAかBのルートになります。今まで日本語教師になるためには3つのルートがありました。

①日本語教育能力検定試験に合格

②大学(大学院)で日本語教育課程を修了

③文化庁届出受理の420時間以上の研修を修了(かつ学士(4年生大学卒)の学位が必要)

検討案では試験のみというルートがなく、必ず教育実習が必要となっています。実際、日本語教育機関で働く現役日本語教師の中でも試験のみの合格という方は少なく、③のような養成講座を修了して日本語教師になる方が6割以上です。検定試験の合格率が30%という理由もありますが、現場では即戦力となる人材を求めているからだと考えます。
※参考資料「日本語教育関係 参考データ集」令和4年12月文化庁国語課

日本語教育業界は人手不足が深刻で未経験求人も多くみられます。日本語教師の採用試験には必ずと言っていいほど模擬授業があります。未経験でも教案を作成する力・教壇に立って堂々と話せる力などどのくらいの実践力があるかが重要です。新法案で実習を必須としている意図はこの辺にあるかもしれませんね。

当養成講座では実技の時間は全体の約半数です。初級指導・中上級指導・教壇実習の3つの科目があります。それぞれの科目では受講生一人一人が実際に教壇に立って模擬授業をします。この時間は自分が模擬授業をするだけでなく一緒に受けている他の受講生の模擬授業について検討することも重要となってきます。課題となる文法についてどんな導入がより分かりやすいか、どんな練習が効果的か、など受講生同士で話し合いながら模擬授業を作っていきます。

当学院の授業風景をご覧になりたい方、現在は平日午前の時間で見学を受け付けております。オンラインでもできますのでぜひ当学院の雰囲気を感じ取っていただければと思います!その他のお問い合わせもお気軽にどうぞ。

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