外国人就労拡大へ
『安倍晋三首相は、5日の経済財政諮問会議で外国人労働者の受け入れ拡大を表明した。
人手不足が深刻な建設や農業、介護等5業種を対象に2019年4月に新たな在留資格を設ける。これまでは原則認めていなかった単純労働に門戸を開き、2025年までに50万人超の就業を目指す。』
昨夜、こんなニュースが飛び込んできました。
これまでも、「留学生受け入れ10万人計画」(1983年)や、「留学生30万人計画」(2008年)がありましたが、今回は労働者の獲得に期限と数値目標を設定しています。
日本の労働力人口の減少に向けての策として、経済財政運営の基本方針(骨太の方針)に新しい資格の創設を明記するとのことです。
この新しい資格を得るための入り口は2つ。1つは技能実習制度の修了です。今までは実習期間が終了すれば帰国しなければならなかったですが、最長5年間働けるようになります。
もう1つは新たに導入する試験に合格することとのことです。日本語の能力水準はJLPT「N4」が原則。ただ、『建設や農業などでは日本語がさらに苦手な人でも認める。』とありました。いやいやいや、確かに建設や農業の仕事だけなら日本語がほとんどできなくても仕事はできるでしょうが、彼らは日本に来て日本で生活をするんですよね。周りの日本人とコミュニケーションが取れなければ、どんどん孤立していきます。そうならないためにも、日本語教育が必須です。
私たちも日本語教育に携わっている者として、できる限りの協力をしていきたいと思います。