文化庁「日本語教育人材の養成・研修のあり方について」の報告
3月2日に文化庁から、「日本語教育人材の養成・研修のあり方について」に報告がありました。
これまでは、平成12年に示された教育内容に沿って実施されていましたが、18年経過していることもあり、研究や教育の進展や社会情勢の変化に対応できていないとの課題が指摘されていました。18年も経っていますから、当然と言えば当然ですよね。
ちなみに、その平成12年(2000年)の出来事と言えば、
・シドニーオリンピック
・ハッピーマンデー制度が適用される
・2000円札発行
・イチロー選手、日本人野手で初めてのメジャーリーガーになる
すごく前の出来事ということばかりです。
例えば、小中学校の学習指導要領も約10年に一度改訂がありますし、日本語教育も、時代の流れやニードに合わせて、常に進化していかなければならないですよね。
また、その中で『日本語教育人材に求められる資質・能力』も明示されています。基本的な資質・能力として、以下の3点です。
①日本語を正確に理解し的確に運用できる能力を持っていること。
②多様な言語・文化・社会的背景を持つ学習者と接する上で、文化的多様性を理解し尊重する態度を持っていること。
③コミュニケーションを通じてコミュニケーションを学ぶという日本語教育の特性を理解していること。
どれも大切なことばかりですね。
日本語教育、日本語教師養成に携わる者として、あらためて心に刻みました。
詳しく知りたい方は、下記URLからご確認ください。
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1401908.html